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オナ禁教

禁欲をすることで性欲をはじめとする煩悩を超越し、人生を充実させることを目的とする場

快楽の果てにあるもの

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刑務所の中」という映画を観たことがあるだろうか。その名の通り刑務所の中の生活が描かれており、受刑者が食事をするシーンがとても印象的な映画だ。刑務所の食事ではパンが支給される「パンの日」というものがある。なんのことはないふつうのパンに、小倉あずきとマーガリン、そしてフルーツが皿にのせられているのみである。受刑者は皆このパンの日を楽しみにしており、何もないただのパンに小倉あずきとマーガリンを塗りつけ美味しそうに食す。
主人公はパンを食べながらこう回想する。「子供の頃に生まれて初めて食べた生クリームパンよりも、学校帰りに食べた揚げたてコロッケよりも何百倍も何千倍も美味いのだった。」

刑務所は娑婆に比べると、娯楽が少ない。自分の食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べることができない。故に、たまに支給される甘味のあるパンやフルーツがとても美味しく感じるのだろう。

オナ猿は言わばこれと逆の状態だ。毎日手しごきをしていると、その快楽・刺激が当たり前になり、快楽を感じづらくなる。普通の刺激ではもの足りなくなってしまうのだ。
手しごきをすることで放出される快楽物質ドーパミンにはそれを受け取るための受け皿である「ドーパミン受容体」というものがあり、ドーパミンの量が増えると受容体の数も増えていく。そして受容体が増えた状態でドーパミンの量が減ると、欲求が満たされなくなり、ドーパミンの放出量が低い行為や刺激を「退屈だ」「つまらない」と感じるようになる。これが「耐性」だ。

耐性ができると、もっと強い刺激、ドーパミンを分泌させないと快楽を感じることができなくなるため、普通のポルノでは満たされなくなり、現実世界にはあり得ない刺激を求めるようになる。これにより、現実世界でのコミュニケーションや生活がつまらなく感じ、やる気が出ず、鬱気味になったり精神を病んでしまうのだ。
これは『ダウンレギュレーション』と呼ばれ、依存症を作り出す脳の仕組みだと言われている。
手しごきを覚えたばかりのころは、下着が出てくる漫画レベルでも興奮で来ていたのに、回数を重ねるにつれて、もっと強い刺激を求めるようになるのはこれが理由だ。

オナ禁をすれば蝕まれたドーパミン受容体を正常に戻すことができる。いわば、なんの変哲もないパンを美味しく感じるようになるということなのだ。
オナ猿になってからずっと忘れていたあの高揚感。あのなんでもなかった日々の高揚感を取り戻そう。

刑務所の中 (講談社漫画文庫)

刑務所の中 (講談社漫画文庫)